2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

合気道の解 安藤毎夫

合気道養神館創設者塩田剛三の高弟で、養神館龍を率いる安藤師範による2冊目の著書だ。 率直で真摯な人柄がうかがえる文章で、塩田先生との思い出、修業時代のエピソードが語られる。 伝説的な強さを誇った合気道開祖植芝盛平と塩田館長とのやりとりなど興味…

餓狼伝(1) 夢枕獏

格闘のために鍛え抜かれた肉体をもつ男、丹波文七は6年前、生涯でただ一度の敗北を喫していた。 奈良公園での決闘から始まり、最後、横浜山下公園で、その宿敵プロレスラー梶原年雄と闘うまでを描く。 蹴りと関節技が、この作品の重要なファクターだ。東天の…