愚者の旅―わがドラマ放浪 倉本聰

「前略おふくろ様」「北の国から」の倉本聰が、脚本家としての半生を振り返った。
ニッポン放送時代、NHKとのケンカ、札幌へ、そして富良野塾開設へと人生は展開していく。
その間、様々な人たちとの劇的な出逢い、怒りに身を震わせる仕打ち、感激に涙をながすドラマづくりなどが語られていく。
断章として、田中絹代石原裕次郎勝新太郎との思い出が綴られる。
この刊行時、六十台だったが、倉本聰は、最近では、「風のガーデン」で、その存在感を示している。この半生記もさすがの筆力で、一気に読み進めた。

愚者の旅―わがドラマ放浪

愚者の旅―わがドラマ放浪