全思考 北野武

「大学をやめようと思ったとき、新宿の空は後にも先にも見たことがないくらい真っ青に晴れ渡っていた」
「東京の芸能界でビートたけしをひとり作るために、何万人が死んだと思ってんだ」
「作法というのは、突きつめて考えれば、他人への気遣いだ」
「人類の英知を結集して、人間の脳味噌を退化させる道具を発明するという、ものすごいパラドックスが生じているのだ」
鋭い指摘が随所にちりばめられ、一ひねりされたユニークな視点からエピソードが語られる。また、目からウロコが落ちてしまった。

全思考 (幻冬舎文庫)

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