タブーの正体! 川端幹人

元「噂の真相」副編集長によるメディアタブーの解説本。
皇室、宗教、同和、政治家、検察、警察、財務省、大手広告主関連(ユダヤ、一部大企業、電力会社、電通)、芸能プロダクションに対して、メディアが触れない実態が、非常に明確に述べられている。
なんとなくそうなんだろうなと思ってきたメディアタブーが、クリアにわかる本だ。現状の正確な把握のためには、このようなメディアの限界をわかったうえで、報道される情報をうけとめていく必要があるが、そのための必読本ではなかろうか。
原発報道についても、皆、このような状況をうすうすわかっているから、新聞テレビの報道は信用されなかったわけだ。
では、どうするかという課題については、ネット情報も含めて、信頼できるメディアを、ケースバイケースで見極めていくしかないのだろうなあ。えらそうにテレビで解説している人物も、どのような組織に属してどのような立場にいる者なのかをよくみて、判断する必要があるということか。